五感と体の健康について

東洋医学による健康について

漢方の概要

1.我々の体には〔氣・血・栄・衛〕が巡っている。
 ・氣-流れている氣は皆、宇宙と同じ共通のものが流れているのだ(天人合一論)
 ・血-血液
 ・栄-栄養
 ・衛-免疫システム(白血球・リンパ等)

「万物一体の仁」陽明学
 人は自然の一部であり、自然と共に、自然と調和した生活を。気圧の影響、生体リズム、
 体内時計。(人間の身体の内部は古代の人と全く変わっていないのだ。)

2.陰陽五行(木・火・土・金・水)説

 「黄帝内経」(BC.150年頃)

 内因-体の疲労・喜怒・悲観・陰陽=気の不調
 外因-風・寒・暑・湿・等による

3.北の遊牧民族-鍼灸・指圧・外科-体の不調は経絡の変動となり、それは経穴に現れる。

 南の農耕民族-漢方薬-水毒・血毒・氣の病・食毒・不節制。「傷寒論」(AD.200頃)

漢方の概要

16世紀、オランダで顕微鏡を発明。
1854(安政1年)(仏)パスツール 微生物を発見
1882(明治15年)(独)ゴッホ 結核菌・コレラ菌を発見
・病気の原因は病原菌による。

1.(独)ウィルヒョウ(1902年没)細胞病理学-個々の細胞・個々の器官の疾患追及。
 ガンの定義など。

2.機能病理学-個々の細胞・器官の病理的変化なるものは、生命全体の疾患の部分的
 に現れたものである。

3.カナダ・モントリオール大教授。ハンス・セリエ(1982年没)ストレス学説。外的・
 内的ストレスが病気を引き起こす。

 現代人は自然と生活環境の激変の中に生きている。環境悪化(森林破壊・海の汚染・水・
 空気・食品の安全性等)

漢方の概要

〔例〕魂魄=たましい 魂(物の生気で陽に属する・・・)
           魄(物の物体で陰に属する・・・)

陰と陽→物体(陰)とそれを動かす氣(陽)で生命活動

※現代の西洋医学では検査・検査で体の物質面のみの疾患をさがす。正常値、
 異常値と計量できる。
 漢方の陽の概念が無い。計量できないからだ。東洋医学では陽が陰へ働きかけ、
 動かすと説く。そこで、体の働き、動き(陰)から陽を考えてみましょう。
1
生涯、体(陰)は死ぬまで働いている。
動いている
だから死ぬまで気持ち(心・陽)は働こう。動こう。生きよう。
2
体温(熱)がある。(ほぼ一定)
(恒常維持・ホメオスターシス)
だから情熱を燃やそう!
(情熱が自分や人を動かす)
3
体の内・外で戦っている(免疫力リンパ球・免疫システム・マクロファージ・顆粒球)
戦うぞ!戦え!
(自分が命令する主体)
4
吸収・排泄している
(新陳代謝機能)
生涯学び、吸収しよう。知恵をしぼりだそう。
革新と創造
5
老化・退化している
(劣化・酸化)
嘆かない。鍛える。手入れをする。
修復する。治す。

一日中よく働いて、ごくろうさま、ありがとう
●自分の狭い料見とマイナス思考で生命を絶ってはならない。体は生きようとしているのだ。
 川竹 文夫氏

●病気は自分で治せる。(免疫力を高める生活をし、病気の治せるプロセスを待つ)

五行(木・火・土・金・水)について

五感と五臓六腑・五味・五志(五臓の発する感情)・季節の関係について

※原始の昔の地球上には人間以外の生物が主役の時があった。今日この、か弱き人間が
 生き永らえて繁栄できたのは、

1.脳の発達
2.言葉が話せた。
3.五感がすぐれていた。
4.手足が自在に使えた。
5.他の生物より免疫力が強かった。


等の理由が挙げられる。そして内臓は生きるための諸器官を動かすために用意された
諸工場のようなものだ。
この図の説明は、直接詳しくお話し致します。
この中に、生涯いきいきと元気で過ごせるヒントがあります。
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