院長体験談

院長体験談

東洋医学に入ったきっかけ

私は1961年、高校卒業後に大学受験に失敗し、そのストレスの為か、数日後にトイレで大量の下血と吐血で気を失って倒れました。
新宿社会保険病院に入院となり、検査の結果、急性十二指腸潰瘍と診断され、手術することになりました。
よく聞いてみると、胃の2/3と十二指腸を切断し、胃の1/3と小腸をつなげ、キズはみぞおちからヘソの横までくると言われ、恐くなって手術の前日に病院を逃げ出しました。
家に帰ってからは、毎日恐怖に怯え、刺激のない食事と様々な市販の胃腸薬を飲んで過ごしました。
(結局3年間ぶらぶらした事になりました)
その間、親戚のお兄さんから「そんな弱い事でどうする、たまには肉でも食べて元気をつけろ」と言われ、恐る恐るステーキを食べましたが、帰宅して吐いた上、血も混ざっていました。
食後に飲む薬も吐くようになり、「もう死んでもいい、どうにでもなれ」と思うようになり、その証しとして、薬を飲むのを一切止めました。
いくらか体力がついてから、再び大学受験をめざしましたが、昭和40年2月、母が胃ガンの末期だとわかって手術することとなり、大学受験を断念しました。以前、母から私に鍼灸の専門学校を勧めていました。母の言うことに従い、まず学校に入って安心させ、多少の医学知識が付けば良いと、腰かけ程度の軽い気持ちでおりました。
結局、母はその年の8月に亡くなり、母に対して何もしてあげられないままでした。
実際に入学してみて、お互い生徒同士で治療し、初めて自分の体を揉まれたり指圧されたことで、こんなに自分の体が悪化して弱っていたのかと思い知らされました。
それからは、自分から友達に治療してもらったりして、真剣に東洋医学を学ぶようになりました

東洋医学に入ったきっかけ

27年8月3日(月)4日(火)に私を含めて老若男女計7名で富士登山をして来ました。
治療をしている壮年の方が「80才の誕生祝いに富士登山をしたいので案内してもらいないか。」と相談してきたので、「ぜひ行きましょう。」と計画しました。その話を50代、60代の治療を受けている女性の方も「私も参加してみたい」との申し出があり、実現しました。
富士宮口から宝永山を回るコースで距離も長いのですが、砂走館に1泊し、全員、力を振りしぼって登頂し、無事下山する事ができました。
日頃、弱っている所や悪い状態を持っている人が治療やアドバイスを受けながら努力し、気力・体力とも精一杯発揮したものと思います。

私とマラソン

私は治療している皆さんに、「まず歩くこと、体を鍛えること、何か文化的な趣味をもつ事」を勧めております。
踊り・歌・楽器・水泳・スキー・ゴルフ・乗馬・マラソン等をやる人がおりますが、東京マラソンを出場した二人の方から、「先生もマラソンをやってみませんか。」と誘われました。平成23年4月から走り始め、初めは公園一周もやっとでした。その内、荒川の土手で戸田橋、赤羽大橋まで走れるようになり、さらに、堀切や上流の志木まで走りました。そしてついに、平成25年2月東京マラソンに出場し、完走する事ができました。走ってみて、コースの素晴らしさと沿道の人々の真心からの応援に感動致しました。
自分の経験から「何かをすれば必ず筋肉痛や関節痛が起きるけど、びっくりして止めないでね。休んで、回復して、手入れをしてまたやるんですよ。壁がいくつか有るのは当然で、続けていけばいくつになっても丈夫になっていきますよ。」と伝えております。

私と登山

私は自分の体が弱かった事もあって専門学校に入学以来、どの経穴(ツボ)を選んだら病気が治るのか、どの漢方薬を使ったらいいのか、又、その他の治療法も勉強しておりましたが、様々な年齢の人を治療している内に、私が40代になってやっと「最も基本的な、大切な事は人が立って、動ける、歩ける、走れる事。そのためには手足の筋肉、腰、腹筋等の筋肉と骨を鍛える事だ。」という事に気付きました。
それと東洋医学では五感と内臓の関係が説かれておりますが、五感を鋭く使う事が脳にも体全体にもとっても大切な事なのだと気付いたのです。
そして、私は40代に入ってから登山を始めたのですが、登山は楽しい事だけではなく、危険を伴うので、緊張し、五感と脳と手・足・腰の力を全て使って登ります。素晴らしい大自然の空と景色と風を全身に感じ、高山植物の花々を見て感動します。また、ここでの食事もおいしく、一緒に登った仲間達との共有の感情も生まれます。これらの全てが実は、健康の大事な要素になっている事がわかりました。最初は体の弱い自分は下山してから数十日間体のあちこちが筋肉痛、関節痛になりましたが、毎年続けている内に(今年で30年目。71歳白馬登山)それに耐えられる体となりました。
人は年を取れば病気になるのが当たり前、体が弱っていくのが当たり前と思いますが、そうではない事を自分の体で実験している所です。

私と登山

私は自分の体が弱かった事もあって専門学校に入学以来、どの経穴(ツボ)を選んだら病気が治るのか、どの漢方薬を使ったらいいのか、又、その他の治療法も勉強しておりましたが、様々な年齢の人を治療している内に、私が40代になってやっと「最も基本的な、大切な事は人が立って、動ける、歩ける、走れる事。そのためには手足の筋肉、腰、腹筋等の筋肉と骨を鍛える事だ。」という事に気付きました。
それと東洋医学では五感と内臓の関係が説かれておりますが、五感を鋭く使う事が脳にも体全体にもとっても大切な事なのだと気付いたのです。
そして、私は40代に入ってから登山を始めたのですが、登山は楽しい事だけではなく、危険を伴うので、緊張し、五感と脳と手・足・腰の力を全て使って登ります。素晴らしい大自然の空と景色と風を全身に感じ、高山植物の花々を見て感動します。また、ここでの食事もおいしく、一緒に登った仲間達との共有の感情も生まれます。これらの全てが実は、健康の大事な要素になっている事がわかりました。最初は体の弱い自分は下山してから数十日間体のあちこちが筋肉痛、関節痛になりましたが、毎年続けている内に(今年で30年目。71歳白馬登山)それに耐えられる体となりました。
人は年を取れば病気になるのが当たり前、体が弱っていくのが当たり前と思いますが、そうではない事を自分の体で実験している所です。
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